近年健康食品として注目を集めているヘンプシード。皆さん食べたことはありますか?
ヘンプシードは植物の「麻」の実のことで、雑穀類の一種として昔から世界中で親しまれてきました。
私たち日本人に身近な、七味唐辛子入っている大きめの粒。あれも麻の実です^^
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ヘンプ=大麻?
アサ科の植物の麻は、別名「大麻」または「大麻草」。大麻と聞くと薬物のマリファナを連想する方も多いと思います。
ヘンプとマリファナは大別には同じ仲間の植物ではありますが、栽培方法、使用用途、成分などに明確な違いがあります。
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幻覚作用や陶酔感をもたらすテトラヒドロカンナビノール(THC)という成分が0.3%以下の品種がヘンプ、0.3%以上の品種がマリファナと呼ばれ、産業用や食用とされるヘンプに薬物作用はありません(1)。
日本においては、大麻取締法によって大麻草の栽培や輸入が厳しく規制されており、THCが微量である大麻草の成熟した茎と種子のみ合法とされています。
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ヘンプシードの健康効果
・良質な脂質
美容、健康効果が期待できるオメガ3やオメガ6脂肪酸がバランスよく豊富に含まれています。
これらの脂肪酸は必須脂肪酸と呼ばれ、悪玉コレステロールを下げたり、生活習慣病予防にも効果的。
体内で合成することができないので、食事から摂取する必要があります。
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・タンパク質
タンパク質は消化されるとアミノ酸に分解されますが、ヘンプシードには体内で合成することができない9種類の必須アミノ酸全てを含む豊富なアミノ酸が含まれています。
ヘンプシードの約25%がタンパク質でできており、大さじ3杯で約10gのタンパク質を摂ることができます。(2)
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他にも腸内環境を整える食物繊維や、ビタミンE、さらに鉄、マグネシウム、亜鉛、カリウムといったミネラルが豊富。
抗酸化作用も高く、炎症を抑え心臓、肌、関節の健康を保つのに役立つなど(2)、ヘンプシードには沢山の健康パワーが詰まっているのです。
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ヘンプシードの食べ方
ヘンプシードは麻の実の硬い殻が除かれ、種子もやわらかいので、消化しやすいのが特徴です。
調理や浸水も不要なので、そのままふりかけるだけで手軽に栄養価をアップできます。
ナッツのような風味で、クセがなく主張をしない味なので、色々な料理に使えてとても便利です。
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スムージーに
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サラダに
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オートミールやシリアルに
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ブリスボールやお菓子作りに
納豆、おにぎり、和え物など、和食にも合います^^
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。